🌿 ShinRyn 季節のおたより vol.2
雨が続く9月。夏の疲れを少しずつ収めて、秋へ。
こんにちは。
relaxation salon ShinRynです。
少しずつ秋らしくなってきたものの、今年は雨の日が続いています。
サロンでも最近、
なんとなく身体が重い
ずっとスッキリしない感じがする
眠いんですよね
夏の疲れが今になって出てきた気がする
そんなお話を伺うことがあります。
雨の日が続くと、気分までどんよりしてしまうこともありますよね。
私自身も、朝から雨が降っていると、いつもより動き出すのがゆっくりになることがあります。
「今日はちょっとゆっくりしたいな」と思ったり。
そんな9月。
今回は、夏の終わりから秋へ向かうこの時期を、少し心地よく過ごすためのお話です。
「夏が終わったら、元気になる」とは限らない
9月になると、
「もう夏も終わりだな」
と感じます。
でも、身体にとっては、カレンダーが9月になったからといって、すぐに夏が終わるわけではありません。
今年の夏も暑い日が続きました。
冷房の効いた室内と暑い外を行ったり来たりしたり、冷たい飲み物や食べ物が増えたり、寝苦しい夜が続いたり。
暑さの中で過ごすだけでも、身体は毎日いろいろな調整をしています。
だから、少し涼しくなってきた頃に、
「なんだか疲れが出てきたな」
と感じることもあります。
さらに、雨が続けば、気圧や湿度などの環境の変化をいつもより強く感じる方もいます。
身体が重い。
眠い。
すっきりしない。
なんとなくやる気が出ない。
そんな日があっても、不思議ではありません。
春夏秋冬。東洋では、季節にも流れがある
日本には、四季があります。
春、夏、秋、冬。
毎年当たり前のように巡ってくる季節ですが、東洋の考え方では、この春夏秋冬を、単なる気温の変化だけではなく、自然や身体の変化を含めた「流れ」として捉えてきました。
春は「生」。
芽吹き、外へ向かって伸びていく季節。
夏は「長」。
生命が大きく成長し、活動が盛んになる季節。
そして秋は「収」。
夏に外へ向かって広がっていたものを、少しずつ収めていく季節です。
冬は「蔵」。
静かに蓄え、次の春を待つ季節。
これは東洋の伝統的な季節観のひとつです。
私は、この「季節にも流れがある」という考え方が好きです。
一年中、同じように動き続けなくてもいい。
季節が変われば、私たちの過ごし方も少しずつ変わっていい。
そう考えると、秋という季節も、少し違って見えてきます。
秋は「収める・整える・削ぎ落とす」季節
秋は、
収める。
整える。
削ぎ落とす。
そんなイメージの季節。
夏は、外へ外へと向かっていく季節です。
出かけたり、動いたり、人と会ったり。
身体も気持ちも、活動的になりやすい。
でも秋になると、少しずつ空気が変わってきます。
日が短くなり、朝晩の涼しさを感じるようになる。
植物も、ずっと伸び続けるのではなく、実りの時期へ向かっていきます。
自然が少しずつ「収める」方向へ向かっていくように、私たちも夏の勢いを少しずつ落ち着かせていく。
そんな季節なのかもしれません。
だから、秋は何かを新しく足すことだけではなく、
少し減らしていくこと。
それも大切なのだと思います。
夏の終わりに、少しだけ「減らしてみる」
「秋は、収める季節です」
そう聞いて、
「じゃあ、何を収めればいいんだろう?」
と思いませんか?
もちろん、予定を詰め込みすぎないことだったり、夜更かしを少し減らしたり。
夏の間につい増えてしまった冷たいものを少し控えてみたり、忙しい予定をひとつ減らしてみたり。
そういう、目に見える「減らす」もあります。
でも、もう少し広く考えてみてもいいのかもしれません。
あなたは今、何を減らしたいですか?
物かもしれない。
予定かもしれない。
「こうしなきゃ」と頑張ってきたことかもしれない。
もしかしたら、ずっと抱えてきたものを、そろそろ少し軽くしたいと思っている人もいるかもしれません。
……なんて言いながら、私自身も、
「減らしたいな」と思っているのに、なぜか増えていくものがたくさんあります(笑)。
仕事もそうだし、やりたいこともそう。
ありがたいことに、人とのつながりも少しずつ増えていきます。
だから、何でもかんでも減らせばいい、ということでもないんですよね。
減らすことと、手放すことは、少し違うのかもしれません。
大切にしたいものまで無理に削る必要はない。
その代わりに、
「これは今の私には、もうそんなに必要ないかも」
と思えるものを、ひとつだけ少なくしてみる。
それくらいでいいのかもしれません。
予定をひとつ減らす。
夜更かしをひとつ減らす。
「ちゃんとしなきゃ」をひとつ減らす。
そして、空いたところに、少し休む時間を入れてみる。
秋は、何かを頑張って足していく季節というより、夏の間に外へ外へと向いていたものを、少しずつ自分の内側へ戻していく。
そんな季節なのかもしれません。
さて。
あなたなら、何をひとつ減らしますか?
秋の入り口には、香りをひとつ
季節が変わると、似合う香りも少し変わってきます。
夏の間は、ミントのような清涼感のある香りが心地よく感じられたのに、秋になると、もう少し落ち着いた香りに惹かれる。
そんなこともありますよね。
香りは、目には見えないけれど、その季節の空気を感じるひとつの方法でもあると思います。
私は季節のブレンドを考えるとき、
「この時期にどんな香りが心地よいかな」
と、その季節の空気を思い浮かべながら選んでいます。
そして今年の9月・10月に選んだのが、
オレンジ
ラベンダー
フランキンセンス
です。
明るさのあるオレンジに、穏やかなラベンダー。
そして、少し深く落ち着いた印象のフランキンセンス。
夏の終わりから秋へ。
外へ向かっていたものを少しずつ内側へ戻していく。
そんな季節のイメージを重ねて、この3つを合わせました。
9月・10月限定「秋へ、還る」
この季節のアロマトリートメントには、
「秋へ、還る」
― 外へ向いていた私を、少しずつ内側へ。
というテーマをつけました。
足元からゆっくりと施術を始め、背中や肩甲骨をやさしく包みながら、首元へ。
深呼吸を感じながら、夏の間に外へ向いていた身体と気持ちを、少しずつ落ち着かせていくような時間です。
「夏の疲れを取らなきゃ」と頑張るのではなく、
「ああ、夏もよく頑張ったな」
と、少し力を抜いて過ごしていただけたら。
そんな思いで、今年の秋のブレンドをつくりました。
9月・10月限定のアロマトリートメントについては、現在のサロンメニューからご覧いただけます。
relaxation salon ShinRynで大切にしていること
季節が変わると、身体の感じ方も少し変わります。
同じ9月でも、去年と今年では違うかもしれません。
去年は元気だったのに、今年はなんだか疲れている。
いつもなら平気なことが、少し負担に感じる。
そんなこともあると思います。
だからShinRynでは、
「この季節だから、こうしなければ」
と決めつけるのではなく、その日のその方にとって心地よい時間を過ごしていただくことを大切にしています。
タイ古式も、アロマトリートメントも、チネイザンも。
施術はそれぞれ違いますが、共通しているのは、
少し立ち止まって、自分のために身体を休ませる時間
であること。
夏の終わりには、夏の自分を労わる時間を。
秋には、秋の自分に合った過ごし方を。
そんなふうに、季節と一緒に自分のペースも少しずつ変えていけたらいいなと思っています。
おわりに
季節は、毎年めぐります。
春が来て、夏になり、秋が来て、冬になる。
でも、その季節を迎える私たちは、毎年少しずつ違います。
去年は平気だったことが、今年は少し疲れることもある。
反対に、去年よりも心地よく感じることもある。
だから、
「去年はこうだったから」
と決めつけなくてもいいのかもしれません。
夏の終わりには、夏の疲れを少しずつ収めて。
これからやってくる秋には、秋のペースで。
雨の日が続く9月も、無理に元気を出そうとせず、少しゆっくり過ごす日があっても大丈夫です。
オレンジの明るさと、ラベンダーの穏やかさ。
そしてフランキンセンスの深い香り。
今年の秋は、そんな香りとともに。
外へ向いていた私を、少しずつ内側へ。
夏の終わりから秋へ。
どうぞ、ご自身にもやさしい季節をお過ごしください。
relaxation salon ShinRyn